フッ素の効果と使い方

フッ素の効果と使い方をお伝えします。
フッ素はよく耳にするけれど、どのような効果があるのかご存じない方も多いのではないでしょうか。

まずは、フッ素の効果などをお伝えする前に、虫歯がなぜ出来てしまうのかを理解していきましょう。虫歯のメカニズムを理解することで、フッ素の理解も深まります。

虫歯の知識

虫歯はなぜ出来てしまうのか。それは3つの要因があります。そして、3つの要因が重なると、虫歯になってしまうのです。

虫歯の3つの要因

  • 細菌

口の中には700種類の菌が存在します。その中の虫歯菌(ミュータンス菌)は、食べカスなどの糖分を取り込み歯垢を形成します。

歯垢の中で虫歯菌はさらに増殖し、糖質を分解して酸を作ります。その酸によって、歯からカルシウムイオンやリン酸イオンが溶け出すことを「脱灰」と言います。虫歯はこの脱灰から始まっていきます。

  • 糖質(食習慣)

虫歯の原因になりやすいのは、糖質の量よりも摂取頻度です。少量であったとしても、口の中に糖質が留まる時間が長いほど、虫歯になるリスクは高くなってしまいます。

アメやソフトキャンディ、ダラダラと食事の時間が長くなるなどは注意が必要です。

お口の中は基本的には中性ですが、食事をすると虫歯の菌が生成する酸によって酸性へと傾きます。

酸性に傾いた状態が長くなることで、脱灰時間が長くなってしまうというわけです。(ちなみに、食後40分~60分ほどで中性へと戻っていきます)

  • 歯の質

歯の質の強さは、遺伝や胎児のときの栄養状態が影響していることが多く、個人差があります。また、歯ぐきが下がってしまい、歯根部分が露出している場合は、象牙質が露出してしまっているのです。

象牙質は、細菌が付着しやすく、エナメル質よりも象牙質の方が柔らかいため虫歯になりやすく、進行も早いです。(エナメル質に比べ、歯根露出部位は、虫歯のリスクが3倍ともいわれています。)

その他にも、子供の歯や大人の歯が生えかけているときなどは、表面が柔らかく虫歯になりやすいです。

キースの輪

虫歯から歯を守る為にご自身で出来ること

  • 歯磨きをして、歯垢(細菌)をしっかり落とすこと。
  • 食習慣の見直しをする。(ダラダラ食べない。飲食回数が多くならないようにする)
  • フッ素を取り入れて歯の質を強化する

フッ素とは??

フッ素は地球上で17番目に多い元素で、元素記号は「F」です。自然の状態ではフッ素単体で存在することはまれで、私たちが利用しているのは、フッ化物です。

患者様や利用者さんに分かりやすく説明できるように、「フッ素化合物」略して、「フッ素」となっています。

フッ素の歴史

日本で初めてフッ素配合の歯磨き粉が出来たのは、昭和23年の頃です。1990年代後半になって、含有率が5割を超え、今では9割の歯磨き粉にフッ素が配合されています

2017年3月からは、日本でも、フッ素の濃度の上限が変わりました。今までの歯磨き粉のフッ素濃度の上限が1000PPMだったのに対し、国際基準である1500PPMに引き上げられたのです。

使用している歯磨き粉にフッ素が入っているか確認するには、商品の原材料名に「フッ化ナトリウム」や「モノフルオロリン酸ナトリウム」と記載されています。

また濃度を確認する場合には、パッケージに記載しているものが多いです。分かりにくいときは、注意事項を確認してください。

1500PPMと濃度の高いものには「6歳未満の使用の注意」が記載してあります。(歯磨き粉のブログを参考にしてみてください

フッ素の黒歴史

1971年に兵庫県宝塚市でフッ素を添加した水道水を飲んだ方々に、「斑状歯」や「フッ素中毒」の症状を訴える方が増加しました。これは「宝塚斑状歯訴訟という事件になりました。

1960年代後半から兵庫県宝塚市・西宮市で水道水のフッ素化を始めたのがきっかけで、1ppmの所を倍の2ppmのフッ素が入っていたというもの。

その後、宝塚市では専門委員会を発足し、1975年浄水場にフッ素除去装置を設けました。

フッ素は正しく使うこと

フッ素は食品中にも含まれていて、必須栄養素の一つです。特に、緑茶やワカメ、エビ、イワシなどの海産物に多く含まれています。

虫歯予防のためには、食品からの摂取だけでなく、フッ素入りの歯磨き粉を使うほうが効果は高いです。

フッ素は誤った使い方をすれば、体に害を与えることもありますが、正しい使い方をすれば何の問題もありません。フッ素を正しく使用し、虫歯予防することをお勧めします。

フッ素の効果

  • 歯が強くなる

フッ素を使用することで、歯の表面にフルオロアパタイトという強い結晶構造が出来ます。歯の表面のエナメル質を酸に溶けにくい状態にしてくれ、酸に強い歯を作ってくれます。

  • 再石灰化を促進させる

唾液中の成分が、脱灰によって失われた部分を補充して、元の状態へと戻してくれます。これを「再石灰化」と言います。

フッ素は、この再石灰化を促進して、健康な歯へと導いてくれます。

  • 虫歯菌(ミュータンス菌)の働きを弱める

歯磨きで落としきれなかった、虫歯菌(ミュータンス菌)の働きを弱め、歯垢が作る酸の量を抑えてくれます。

再石灰化の流れ

自宅でできるフッ素による虫歯予防

フッ素入りの歯磨き粉

1.フッ素濃度
年齢や、使用頻度、虫歯リスクに合ったフッ素濃度を選びましょう。

フッ素濃度

2.フッ素の使用量
たくさん使えば良いという訳ではありません。年齢に合わせて量が違ってきますので、注意してください。

歯磨き粉の量

3.すすぎは1回
口の中にフッ素を長く留めるのがポイントです。何回もすすいでしまうと、せっかくのフッ素の効果が期待できません。

4.フッ素入り歯磨き粉の効果
フッ素配合の歯磨き粉を使った場合の虫歯予防率は、約2年間の使用で20~30%です。

フッ素洗口液

1.フッ素濃度
歯磨き粉と違い、濃度は低く225PPM~450PPMです。

2.洗口液の使用量・使用方法
5~10mlを使用します。すみずみに行き渡るようにしましょう。(約30秒~60秒洗口) 就寝前の使用をお勧めします。

就寝中は唾液の分泌量が少なく長時間フッ素がお口の中に留まってくれます。もちろん、しっかりと歯磨きをしてきれいにしてから、洗口液を使用してくださいね。

洗口液の使用後は水ですすがないようにしてください。

※うがいができる年齢からスタートしてください。(4歳ごろから)

3.フッ素洗口の効果
虫歯予防率は国内では最も高く、約20~60%です。 (洗口液はすすぎがないため、しっかりとお口の中にフッ素が留まってくれます。)

まとめ

虫歯はしっかり予防することができますので、特に毎日のケアはとても重要です。

フッ素を使用することで、虫歯の予防はかなり期待できますが、やはり主たる方法は歯磨きです。汚れの上からでは、フッ素の効果も半減してしまいます。

正しい歯磨きと、フッ素の併用で、より効果は高まります。 ご自身にとってより効果的な方法で、ケアしてくださいね。

当店でも、健康な歯を維持するためのケア、口元を美しくするエステを行っております。

詳しくはメニューに記載しておりますので、ご覧くださいね。

※ 私はあえてフッ素の黒歴史も記載しました。なぜなら、正しく濃度を選択してほしいからです。

フッ素はメリットばかりではありません。なので用法・容量はしっかり守って頂きたいと思います。

ご予約はちら

兵庫のデンタルエステ「歯みがきサロン Re:lease」

店舗名 歯みがきサロン Re:lease
電話番号 050-5372-8395
営業時間 AM9:00~PM19:00
お問い合わせ こちらのページからご案内いたします。
URL https://salon-release.com/