歯科選びNGポイント8選!~矯正編~

子供・大人に関わらず、歯の見た目的な問題でお悩みの方も多いのではないでしょうか。 矯正治療をお考えの方には最後まで、読んでもらいたいです。私もいくつかの歯科で勤務してきましたが、まれに…矯正をあまり勉強されていないのに、矯正治療を患者さんへのアプローチの一つの手段として行っているところもあるからです。費用も期間もかかることですので、失敗しない歯科を選択してもらえればと思います。そのためには、矯正をされる方がしっかりと知識をつけることが第一歩だと思います。

日本人はもともと歯並びが乱れやすい?

お欧米人の骨格はもともと歯並びがキレイに並べられるように縦長のアーチをしています。ですが日本人の骨格は、小さくアーチの湾曲も浅いのです。そのため生えるべき場所に生えづらくなり、八重歯や受け口と呼ばれる反対咬合などの歯列の乱れが多くみられます。 また、近年においては、日本人の食生活が欧米化し、柔らかいものばかりを食べるようになっています。一昔前よりも、歯列不正の人が増えたのも顎が小さくなっている傾向があるのが原因とも考えられます。

良い歯並びとは??

正しいかみ合わせとは以下の条件を満たしていることです。 奥歯でカチンと噛んだ状態で、ご自身の歯を見てください。

1.上下の前歯の中心が合っている。

2.上下の前歯が、上下方向、前後方向に2~3ミリ重なっている。

3.上下の歯が交互に噛み合っている。

歯並びの種類はどんなものがある??

1.叢生
[特徴]歯が生えるべき場所にスペースを確保することが出来ず、歯並びが凸凹な状態。

[原因]遺伝・顎の大きさ・乳歯期の虫歯や抜歯で永久歯が生えるスペースを確保できなかった。

[リスク]歯磨きがしにくく、口臭・虫歯や歯周病になりやすくなる。

2.上顎前突(出っ歯)
[特徴] 横から見たとき、上顎の前歯が出ている、または下顎が後退している状況。

[原因]遺伝・指しゃぶり・唇や爪や物を必要以上に噛む癖・口呼吸

[リスク]唇が閉じにくく、口腔内が乾燥しやすくなり、虫歯になりやすくなる。

3.下顎前突(受け口
[特徴]横から見たとき、下顎が出ている状態。

[原因]遺伝・指しゃぶり・唇や爪や物を必要以上に噛む癖

[リスク]下顎が前に出ている場合は、下顎の成長をコントロールする上顎が後退しているため、成長期に過度に下顎が出てしまう可能性がある。発音障害 。

4.交差咬合
[特徴]上下のどちらかの顎が左右にずれている噛み合わせの状態。

[原因]遺伝・指しゃぶり・頬杖・唇や爪や物を必要以上に噛む癖

[リスク]顔の歪みにつながる・噛みにくい・肩こりや頭痛を起こしやすい 。

5.開口
[特徴]奥歯が噛み合っていても、前歯が噛み合わない状態。

[原因]遺伝・指しゃぶり・口呼吸・唇や爪や物を必要以上に噛む癖

[リスク]前歯で物を噛み切れない・空気がもれ「サ行」が発音しづらい(発音障害) ・将来的に奥歯を失いやすい。

6.過蓋咬合
[特徴]前歯のかみ合わせが深く、下の歯が見えないほどに噛んでしまっている状態。

[原因]遺伝・唇を咬んだり吸ったりする癖・奥歯がない場合

[リスク]顎の関節に負担をかけやすい

「遺伝」「習慣」は歯並びの良し悪しを決める!

歯並びは、遺伝の影響をうけます。遺伝のしやすい傾向があるのは、「反対咬合(受け口)」や「上顎前突(出っ歯)」などです。骨格や、狭い歯列なども遺伝を受け継がれやすいのが特徴です。

口呼吸
口呼吸の1/4が習慣的に口を開けている口呼吸で、口周辺の筋肉の緩みが主に原因です。それ以外の多くは、アレルギー性鼻炎や扁桃肥大など、体の原因が考えられます。この場合は、定期的に耳鼻科を受診することをおすすめします。口呼吸は、舌の位置が低く落ち込む(低位舌)ために、上顎歯列が狭くなる。

寝るときの向きが片方・うつ伏せで寝る
大人の場合であれば、頭の重さは約4キロといわれています。横向きやうつ伏せで寝る癖がある人は、その重さが一方の頬や顎にかかってしまいます。そのため、顎の負担や歯並びに影響してしまいます。

頬杖をつく
頬杖をつくことで、顎の片側から力がかかり、顎の形の変形、または歯並びに影響します。

片方ばかりで噛む
歯並びの原因になったり、顎への負担も大きくなります。

指しゃぶり
3歳くらいまでは生理的なものです。心配いりません。5歳ごろまでに止めさせることで、永久歯への影響はほとんどなくなります。

良い歯並びは乳歯のときから

歯の生え変わりが近い時期にきて、乳歯の前歯が隙間なくキレイに並んでいるというのは、実は異常です。本来、永久歯が生える前には顎が広がり、歯と歯の間には隙間が出るのが正常だからです。

矯正の種類と特徴

歯並びを直すために矯正の種類をまとめました。特徴・期間・費用・時期などを記載していますので参考にしてみてください。(費用は自由診療となるため、歯科によって異なります。また、矯正治療と別に毎回の調整料が必要なケースも多いので、費用は歯科でしっかり確認する必要があります。期間も現在の歯並びの状態により前後します。特に取り外し可能な矯正は、装置を使用しなければ期間も延びてしまいます。)

床矯正

[特徴]取り外しが出来る床矯正装置を使って顎を広げ、歯列不正を矯正する方法です。毎日1時間以上の使用ですが、長く使用したほうが効果は高いです。自身でネジを回して装置の大きさを調整するため、保護者の協力も必要になります。

[費用]30万円~40万円 [期間]1年~3年 [時期]乳歯が抜け始める時期  

急速拡大装置

[特徴]上顎の口蓋にある骨が縫合した部分を強い力で開く方法です。小臼歯と大臼歯に金属のバンドというワッカを付け、上顎に固定します。ネジがあり、1日2回保護者の方に自宅で回してもらう必要があります。

[費用]3万円~8万円  [期間]1年~3年 [時期]5歳~7歳くらいまでが最適

プレオルソ

[特徴]取り外しのできるマウスピース矯正。装着は、睡眠時と家にいるときです。取り外しが可能なため、矯正による虫歯リスクの心配はありません。ただし、正しく装着しなければ結果は半減するので注意が必要です。また、本格矯正とは違うため、80点の「噛み合わせ」「歯並び」を目指すために行う。プレオルソと同時に、口腔周囲筋のトレーニングが必要になります。

[費用]5万円~ [期間]7番目(12歳臼歯)が生える12歳頃まで
[時期]小児(6歳~10歳)の骨の柔らかい時期に使用

ブラケット矯正

[特徴]歯にそれぞれ1つずつにブラケットと呼ばれる器具をつけて歯を動かしていく方法です。数ミリ単位で微調整ができ、また歯を移動させる効果が高いです。見た目的な問題があるため、矯正をしていることが周囲にすぐ分かってしまうのがデメリットかもしれません。けれど、現在では金属のブラケット以外にも、費用は少し上乗せされますが、白や透明のものなどもあるので、デメリットを少しでも解消できるようになっています。また、矯正中は歯磨きがとても難しくなるため、しっかりとブラッシング指導を受ける必要があります。

[費用]60万円~[期間]目安で2~3年[時期]永久歯の犬歯が生えてから

舌側矯正

[特徴]器具を使って矯正する方法の中でも、歯の裏側に装置をつけるのが舌側矯正です。表側に金具をつけないため、見た目的な問題はありません。けれど、金具の部分が舌に当たりやすく、違和感を感じたり、話づらくなるので、しっかり検討してください。また、表に金具をつけるよりも歯磨きがとても難しくなります。しっかりとしたケアが必要です。

[費用]80万円~[期間]目安で3年ほど

マウスピース矯正(インビザライン)

[特徴]歯科で、専用のマウスピースを作成し、それを元に少しづつ歯を移動させていく矯正方法です。マウスピースは透明で見た目的な問題はほとんどありません。基本的には、食事と歯磨き以外の時間はずっとマウスピースを装着する必要があります。装着時間の目安は1日約20時間です。正しく使用しないと効果は半減してしまうので注意してください。また抜歯が必要なケースや、歯のねじれが大きいなど、マウスピースでの矯正が不向きな場合もありますので相談が必要です。インビザラインが日本に入ってきたのは2000年代に入ってからで、対応できる歯科医院は数がまだ少ないです。だからこそ、診断や治療計画をしっかり精査できる、技術と知識、経験をもった歯科医師の元で行うことをお勧めします。
[費用]上下で50万円~[期間]1年~3年ほど[時期]永久歯が並んでから

部分矯正

[特徴]前歯だけなど、部分的に直したいという方に適した部分矯正です。すべての歯を移動させる必要がないので、期間も短く値段も安くすむというメリットがあります。ただし、噛み合わせを良くすることはできません。

[費用]15万円~[期間]3ヶ月~1年ほど[時期]大人でも可能

歯を抜くケース・歯を削るケースの矯正

歯を抜くケースの矯正

[歯を移動させるスペースを確保する]
もともと顎が小さく、既存の歯を保存しながら、キレイに並べられないこともあります。歯を抜いてスペースを確保することは珍しくはありません。ちなみに矯正で抜く歯は噛み合わせに支障がない歯とほぼ決まっています。
[主なケース]重度な叢生・過度の上顎前突(出っ歯)・下顎前突(過度の受け口)など

歯を削るケース

健康な歯を抜かないで、歯を移動するスペースを作るために、歯間部分を削るという方法があります。これは、前後の重なりや突出が軽度で、抜歯するほどでもない、大きなスペースを必要としない場合に限ります。

歯並び改善、自分で出来ることはある??

悪い癖をやめる

出来る限り、小さい頃から歯並びが悪くなってしまうような癖は直すことが大切です。

唇や表情筋の筋肉を鍛える

口呼吸の改善には、唇・表情筋の筋肉を鍛えることをお勧めします。「あ・い・う・べ」体操がオススメです。
1.各それぞれ3秒ずつ発音します。(その時大きく口を動かすように)
2.1日に30セット行うようにしましょう。
3.「べ」のあとは、素早く舌を戻します。その時、口蓋の真ん中に舌の先がつくようになります。これが舌の正しい位置です。

容易な歯科選びは絶対に避けたい!!

矯正治療は保険適用外なため、費用も高く、また期間もかかります。ですので、貴重な時間やお金を是非無駄にしてしまわないように、しっかりと歯科を見極める必要があります。

NGポイント

1.メリットだけで、デメリットを説明してくれない。
2.明らかに症例数が少ない。
3.専門医でない。(日本矯正歯科学会認定の認定は専門医です。)
4.いろんな選択肢がない。または提案してくれない。
5.契約書や同意書がない。
6.口頭だけの説明で資料がない
7.矯正用のレントゲンがなく、診断があいまい
8.期間や費用など説明が分かりにくい

まとめ

矯正治療終了後は、歯が元にあった位置に戻らないように、保定装置(リテーナー)を使用します。保定装置をしなければ、せっかくキレイに並んだ歯も台無しになってしまいますので、必ず指定された期間使用しましょう。

矯正治療は期間が長くなるため、信頼できる歯科医でなければ通うことも憂鬱になってしまいます。また、矯正後にキレイな歯並びを手に入れるためにも、医師の技術や知識はとても重要なものとなってきます。個人的には、歯並びでお悩みの方は、歯科で矯正相談を受けることをお勧めします。そこで、症例写真や歯科医の説明・雰囲気などを見てみるのも良いと思います。ただし、1件だけというのは避けたほうが良いと思います。比べる対象は必ずいりますし、矯正治療の方法や費用・期間など不明な点はしっかり聞いてくださいね。 全てがクリアになってから、矯正治療を始めましょう。
また、矯正治療をさける方法としましては、小さい頃から歯並びに悪影響を及ぼすような癖を改善すること・しっかり噛んで食事をすることを心がけることが一番です。

当店では、カウンセリング歯みがき歯磨き指導などもおこなっております。

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